米男子ゴルフ・現代自動車チャンピオンズ第2日(10日、ハワイ州カパルア・プランテーションC、7452ヤード、パー73)2015年のツアー開幕戦。 首位と5打差の18位から出た松山英樹(22)=LEXUS=が8バーディー、1ボギーでこの日ベストスコアの66で回り、通算10アンダーで首位と1打 差の5位に急浮上。昨年この大会を制し、67をマークしたザック・ジョンソン(38)=米国=ら4人が通算11アンダーで首位に立った。大会は昨年のツ アー優勝者のみが出場し、34人が参戦。予選落ちはない。
照りつけるマウイ島の日差しの下で、バーディーラッシュを披露。ホールアウト後、松山が笑みを見せた。
「フェアウエーから打っていると(バーディー)チャンスは増える。
ピンアウトレット パットが入ってくれたのでスコアを伸ばせた。ショートアイアンでピンに絡められたのが良かった」
1番こそボギーだったが、圧巻は9番から。アプローチを1メートルに寄せてバーディーパットを沈めると、10番ではウエッジで1メートル、11番は9Iで2メートルへ。12番でもウエッジで1・5メートルにつけて4連続バーディーだ。
最終18番(パー5)でも第3打を2・5メートルにつけてバーディー締め。この日のベストスコアの66をマークして、首位と5打差の18位から1打差の5位へと急浮上した。
ショートアイアンがさえての猛チャージ。これだけ寄ればパットに迷うことはないが、松山は「ドライバー(ショット)の感触はすごく悪い」。フェアウエー キープ率は初日の46・7%から73・3%に上昇したものの、ボールをとらえる微細な感覚の中では納得できない部分があった。
「この風ならみんな伸ばしてくる。まだ優勝は意識しないけど、置いていかれないようにスコアを伸ばしたい」
海からの強い風が吹くことで知られるコースだが、この日は気にならない程度。首位から2打差に10人がひしめく大混戦とあって、22歳は冷静に残り2日間の戦いを見据えた。
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